side K-2

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「えっ……と、私、酔っていたので、もしかして管を巻いたり失礼なことを言ったりとか……」 「いえ、おかしなことは…………特に言われませんでしたが」 「が?」 「……まぁ」 そのまま言葉を濁して小さな咳払いをした南条さん。 その続きを待つ首を傾げた私から一旦視線をずらして、また私を見た。 「とにかく、他の男性の前で記憶を失くすほど飲むのはやめてください」 「…………はい」 怒られてしまった。 にもかかわらず、嬉しいのはどうしたことか。 勝手に顔が緩んでしまう。 ていうか、昨日電話で話してたんだ。 “気になって”電話……してくれてたんだ。 ふふ。ふふふふふふ……。 「小宮さん」 「うぁはいっ」
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