side K

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「古賀ちゃーん、飲んでる?」 「飲んでるわよー。そっちは全然じゃなーい、小宮ちゃーん」 階段を地下へ下りたところにある、オシャレで落ち着いた雰囲気のダイニングバー。 その場にそぐわないテンションではしゃぐ私と古賀さん。 大丈夫だ、これでも私の中では酔っぱらい度は第2段階のまま。 意識もしっかりしている。 黒くて丸いテーブルを、羽島課長、古賀さん、私、三浦さん、南条さんの順で囲み、真ん中にはナッツや枝豆やチョコレートやチーズの盛り合わせ。 席に着いたときに偶然南条さんが隣になってしまったもんだから、慌てて三浦さんと交代してもらったところだ。 「で、ですね、課長。俺、どうしたらいいんすかね? 元カノ結婚するのに、こんな気持ちで。寂しいっす! 寂しすぎます」
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