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私は勉強が苦手なので授業に遅れを取ることは出来ない。
しかし、理系科目はどうも眠くなりウトウトしてしまう。
眠気とたたかいながらやっと午前の授業を終わらすことが出来た。
「今日は食堂?購買?」
「今日は購買かな?」
「了解。混む前に行こう」
私の学校の購買は品物が沢山あり学生に人気が高い。
ドンッ
「きゃっ!」
廊下を歩いていたら前から来た男子にぶつかってしまった。
「おっと」
ポスッ
「大丈夫??」
「あ…大丈夫です!すいません!!」
「そんなに謝らなくても(笑)」
どうやら倒れそうになった私を抱きとめてくれたのは同じクラスの菊池くんらしい。
「早く行こう。混む」
そんな彼をせかしているのは私の好きな人…宮田くん。
好きになった理由はまた今度。
「じゃ!新垣ちゃん気をつけて!連絡くれてもいいんだよ!」
ベシッ
「そんな事言わずにさっさと行くぞ」
助けてくれたのが宮田くんだったらなぁ…なんて。
「絢巴?なにぼーっとしてるの?私達も早く行くよ」
「はーい!」
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