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会議が始まって私は気づいた。
バックごと図書室に置いてきてしまったことに…。
どうしようか…
コトッ
「筆箱図書室でしょ。貸すよ」コソッ
宮田くんがペンを貸してくれた。
「ありがとう!」コソッ
宮田くんはどうやら真面目なだけでなく優しさも持っているらしい。
順調に会議は終わり18:00には終わった。
「「「ありがとうございました」」」
ガヤガヤ
「ペンありがとう!助かった!」
「いや、いいよ。忘れてた君も悪いけど有無を言わせず連れてきた僕も悪いからね」
優しさに謙虚さが加わった宮田くんだった。
「遅くなったから送っていくよ」
「…っへ!?大丈夫だよ!普段帰ってるの18:30だから!お気遣いありがとう!」
「今日は送るよ。送らせて?」
気にしなくてもいいのに本当にいい人だ、宮田くん。
「じゃあ、お言葉に甘えて…」
「それじゃあ下駄箱で待っているからカバン持っておいで?」
「…は!忘れてた!ありがとう!とってくるね!」
バックのことをすっかり忘れていた私は急いで第二図書室に向かいバックを取りに行った。
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