第8章

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ちっとも気持ち良くなんかない。 出口を求めて吐きだして。 終わればもっと心に膿がたまる。 あとに残るは ただただ倦怠感。 ――それだけ。 「アレン、君……好きな人でもできたの?」 スポーツの後みたいな汗。 ベッドで煙草をくゆらせながら 昔の男がからりと笑う。
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