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「フフフ…」
不気味な笑い声が優樹の耳元で聞こえた。
「うわっ!?」
驚きのあまり飛び上がる優樹。
「ボクの名前は、風見葉菜(かさみはな)。一年A組なんだけど分かるかな?」
生憎、優樹はクラスメートの名前を覚えていない。
「ご、ごめん分からない…」
クラスメートの名前を覚えてなかった自分を後悔した優樹であった。
「フフフ…別に良いんだよ。
ところで優樹くんは責め?受け?
どっちなの?」
興奮して、鼻の穴を広げて優樹の肩を掴み聞く葉菜。
「え、なに?なんのこと?」
突然のことに困惑する。
「落ち着け葉菜。優樹くんが困っているだろう。」
と、助けに入ってくれた美咲だったのだが、葉菜の頭を容赦なく叩いて止めたのだ。
「すみません、取り乱しました。」
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