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優樹はとても驚いていた。
今まで話しかけても、相手とちゃんとした会話が出来ていなかったのに、目の前の少女はちゃんとした言葉を返したのである。
「は、はぁ?
なんで、俺がアンタのこと襲わなきゃいけないんだよ!?」
「だって、あなた教室に入ってきた時私の事少し見つめてたじゃない。」
「いやいや、アンタが俺の席に座ってたから驚いてただけだよ!?」
優樹は全力で否定させてもらった。
「さっきからアンタ、アンタって言ってるけど私にもちゃんとした名前があるのだけれど?」
しかし、優樹はクラスメートとは関わっていなかったので名前を覚えていない。
「す、すみません。名前覚えてないです。」
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