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少女は溜め息をつき、名前を言った。
「二年C組の小百合美咲(さゆりみさき)よ。別に美咲ちゃんって呼んでも良いわ。」
優樹は茫然とした。
だってその理由は…
「二年生かよ!?
全く二年生と全く関わりが無いから、全然わかんねーよ!?
つーか、クラスメートの名前も覚えてねーし!」
驚きのあまり大きな声を出してしまった。
「ちょっと声大きすぎるわよ。
私はあなたのこと知ってるわ。二年の中でも有名だもの。
“イケメン過ぎて話しかけるのに躊躇しちゃう”って言うので。」
優樹の痛いとこを突いてきた。
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