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「う…すでに二年生も俺の噂をしてるだなんて…
そ、それでなんで小百合先輩は俺の席で読書を?」
疑問に思ったことを美咲に聞いた。
「なんでって、ここの一年の教室が読書をするのに最適なの。
しかも、あなたの席がね。」
なんだ、そんな事かと一人納得してしまう優樹。
「そ、そうなんですか。
じゃ、俺忘れ物取りに来ただけなんで、もう帰りますね。
さようなら。」
と言って教室から出ようとすると。
「ちょっと待ちなさい!」
優樹を呼び止める。
「なんすか?」
「あなた…友達いないでしょう?
だったら我が部活“青春満喫部”に入りなさい!!!」
命令口調で言った美咲の顔を数秒間見つめたあとに、優樹は叫んだ。
「え、えぇ~!?!?!?!?」
そのときの美咲の顔は自信に満ち溢れていた。
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