出会いからの勧誘

6/6
前へ
/20ページ
次へ
「う…すでに二年生も俺の噂をしてるだなんて… そ、それでなんで小百合先輩は俺の席で読書を?」 疑問に思ったことを美咲に聞いた。 「なんでって、ここの一年の教室が読書をするのに最適なの。 しかも、あなたの席がね。」 なんだ、そんな事かと一人納得してしまう優樹。 「そ、そうなんですか。 じゃ、俺忘れ物取りに来ただけなんで、もう帰りますね。 さようなら。」 と言って教室から出ようとすると。 「ちょっと待ちなさい!」 優樹を呼び止める。 「なんすか?」 「あなた…友達いないでしょう? だったら我が部活“青春満喫部”に入りなさい!!!」 命令口調で言った美咲の顔を数秒間見つめたあとに、優樹は叫んだ。 「え、えぇ~!?!?!?!?」 そのときの美咲の顔は自信に満ち溢れていた。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加