第1章

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秋の学校で 少しだけ伸びた髪を撫でられるのが、好きだった。 季節が過ぎて 肩まで伸びた髪を撫でる手は、もういない。 冬がきて、わたしはひとり。 転校していった、彼は元気でしょうか? あなたを想って、 わたしはひとり髪を撫でるのです。
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