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「どうぞ私のこともまみやと呼んでください、かれんちゃん。
可愛いお洋服ですのね、よろしければ一緒に寄宿舎まで行きません?」
まみやちゃんは、聞いてわかるとおりの生粋のお嬢様体質だった。
仕草や表情、話し方からは、一目見ただけで相当格式高いお家柄のご令嬢であると疑わない溢れんばかりのセレブオーラがにじみ出るている
「もちろん!
ありがとう。入学初日に悪目立ちしないか心配だったんだけど、そう言ってもらえるとうれしいよ。」
今日会場に入ってからはじめて聞けた私のこの服装へのの心ささしい褒め言葉に、ちょっと照れ笑いが漏れた
「とってもよくお似合いですわ。
クラシカルスタイルですのね?今日のこの祝いの場にぴったりです。
それに、目立つといえば、明日からお隣のクラスは大変ですわ!
初日からあんなに見目麗しい方々がお揃いなんですもの、新入生代表の方もあれでは学園中の女子たちの視線を独り占めにしていましたもの。
私たちも彼らの影に隠れてしまわないように頑張らなきゃですわね!」
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