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「おい見ろよっ、相棒! メスだぜ、メスっ! 女ってヤツだ、この依頼人、データでは知ってたがこんなチビっこいとは思わなかったぜ? 拍子抜けだよな! でもだったらできるのかね、アレ? とりあえず女なんだから??」
「え、なっ…あれ? あれって、何よ??」
訝しく背後を振り返るに、相変わらずサングラスで目線を隠したクロフクはかすかにこの肩をすくめるばかりだ。
すると代わりに赤毛に応じて背後の無表情デブが無表情のままに応える。
ただしこの淡々とした返事の内容には、ただちにぎょっと目を丸くする女の子だった。
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