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「よう! おふたりさんで仲良くイチャついてるところをジャマして悪いが、どっちもしばらくツラ貸してもらおうか? にしてもずいぶんと殺風景な部屋だよな? なんでこんなトコにいんの?? ははん、さてはふたりしてマジであやしいことでもしようってのか? わはは!」
「なっ…!?」
やだっ…コイツ、ほんとにわたしが知ってるクロフクなの??
ありえなかった。
その存在性からモノの言いようから何から何までが!
後ろに立つクロフクとはまた違ったイレギュラーさ加減だ。
いっそ完全に振り切った危なさがある。
背筋に悪寒めいものが走る娘はほんとに絶句してしまうのだった。
だがそれをいいことに完全になめきった目線をこの身から頭上とへ差し向ける赤毛のデブは、背後の同業者(?)へといかにも慣れた口調でのたまう。
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