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「よう、久しぶりじゃねえか、クロ? 訓練校時代はずいぶんと世話になったもんだが、お偉いエリートさまがさっぱり噂を聞かなくなっちまったよな? 近頃羽振りはどうよ?? あん、相変わらずムカつくポーカーフェイスを気取ってやがるようだが、そんなもんはすぐにひっぺがされることになるぜ? ま、見ての通りでスタートは譲っちまったみたいだが…な?」
「シシド…! やはり来たか。ある程度予想はしていたが、少々、想定外のコトもあるようだな? まあいい、お前が今回のイレギュラー、言わば競合者となるのか…!」
暗いサングラスの奥の表情はどんなものなのか、あまり再会を喜んでいるようには見えない無表情がしごく落ち着いた声音で応える。
すとるかすかに肩をすくめさせる、シシドと呼ばれたヤクザ者みたいなそぶりのクロフクはニヤリとして含みのある言葉を吐き出す。
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