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秋風が身に染みる頃
突然淳子を襲った激痛。
病院での診断では
【腎臓病】と申告され
もう歩くどころか、立つことさえ困難になると断定された。
診断書を見た家族は淳子を想い涙を流したが
淳子、本人はずっと歯を食いしばり前だけを見つめていた。
そんな、ある日
病棟にて寝たきりだった女学生の淳子は
医院長から外出許可を貰い
ずっと着ていなかったセーラー服に着替え
久しぶりに若林公園へと愛犬のユカリを連れ車椅子にて散歩をする。
んしょ、んしょ。
立つのは怖いけれど。
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