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鈴音「課長!こんな所で何やってるのですか!?」
清継「可愛い部下が、御偉いさんに苛められないか心配で心配で・・・」
鈴音「ここ、何処だか解っているのですか?!」
清継「枢要徳元老院殿堂(すうようとくげんろういんでんどう)だろ?」
鈴音「そうです!“秩序“と“象徴”が一同に会することのできる天界に五つしかない会場なのですよ」
鈴音はヒートアップしていると、上から笑い声が聞こえる。彼女は漸く、自分も失礼なことをしていることに気付いた。鈴音は振り返って頭を下げる。
鈴音「すみません・・・」
神徒2「今の子はそれぐらいないとな。ちょっと前なんて、無礼働くようなら切腹してたぞ」
神徒1「私としても何千年もの間、堅苦しい空気だったからな。ある程度、秩序を守れば別段言うことはない」
鈴音「ありがとうございます」
神徒1「緊張はうまく解けたようだが、君もこのまま同席するのか?」
鈴音が冷ややかな目で課長を見た。彼は笑いながら頭を下げる。
清継「はい」
神徒1「思ったより過保護だったのだな」
神徒3「ーーーーーーーー」
清継「恐縮です」
神徒1「・・・確かに、この場で我々に君を止める権利はない」
神徒2「そうだな」
神徒1「好きにしなさい」
清継「ありがとうございます」
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