風船うさぎ姫

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無意識に快感から逃れようと体をよじる。必死に耐えてる明星の顔に、体の反応、シーツを握りしめている手。もっと見てたいのは山々だけど、とっくに張りつめている俺の下半身は、早く中に入りたいと主張していた。 俺が与える愛撫に、淫らに喘ぐ明星を見ているだけで、果てそうになる…… 「もう我慢できない…… いい?」 「いいよ」 「ごめん。優しくするの無理かも……」 そう告げると同時に一気に貫いた。 「きゃああぁ!!」 「うっわ……キツ……」 ソコは相変わらず狭くて、イキそうになるのを必死に耐えながら、ぎりぎりまで引き抜いては最奥まで突くのを繰り返すたびに 「あぁッ! あ、は……きゃぁッッ!」 この喘ぎ声。好きな女の子がこんなに乱れてる姿って…… 俺に限らず男はみんな、それだけでたまらないと思う。理性も羞恥心も忘れて、俺だけを求めてるんだから…… 誰かに見せつけてやりたくなるぐらい。もちろん俺だけの特権だから、絶対に見せつけたりはしないんだけど。 それぐらい可愛い。 「そらく……も、ダメ……イ……ても……」 「いいよ。じゃあ一緒に……」 動くスピードを上げ最後に近づいていく。 「んあぁぁッッ!!」 明星が絶頂を迎えたのを確認すると、俺もその締めつけで果てた…… ◆ 意識を手放した明星の体を拭いてやり、俺も隣に並ぶ。 「……あーかーり?」 頬をツンツンと突いてみるけど、起きる気配はこれっぽっちも見せない。 「あーかりちゃん、大好きな空くんが寂しいって拗ねてるぞー?」 ……やっぱ起きない。 ふぅ……俺も寝よ。 規則正しい寝息をたてている明星を抱き寄せる。シャンプーがほのかに香る、猫毛の柔らかい髪を掻き分けて見えた顔。幸せそうに眠る少女に、愛しさを感じながら目を閉じた。 FIN. →後書き*オマケ
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