学校祭が終わる

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クイズ大会が進む まさかの私と鈴木くんのデッドヒート もはや他の人は置き去りなのでは無いかと思うくらいのデッドヒートだ 「第11問!最終問題です!」 この問題を正解した方が決勝進出する うっかり負けず嫌いが出てここまできてしまったけど、正直あまり目立ちたく無いのでわかってもわからないふりをしようかと考えていた 「1983年10月5日生まれと1984年3月20日生まれの……「ピコン!!!!」」 手がうっかり動いたのだ。何故ならその生年月日は聞いただけで血が騒ぐものだったから 「ジャルジャル!!!!」 そう、私はジャルジャルの大ファンだった。 「正解ーーー!!!」 よっしゃー!とひとしきり喜ぶ、観客席にいるゆきや結衣ちゃんも喜んでくれたけど里美ちゃんは悔しそうだ。 鈴木くんは悔しそうにしながら、「決勝がんばって!」と背中を叩いてくれた 決勝 そうだ決勝だ え恥ずかしい。雑学なんて全然わかんないただのお笑い好きなのに恥をかくだけではないか。 しかも対戦相手は濱野くんだ 好きな人を倒す事なんて、私にはできない ーーーーーーー 決勝戦 ステージに立った二つテーブルと椅子が並べられ、そこに座る 若干の気まずさをかかえながら着席すると 「あやかちゃーん!頑張れー!」 と、イツキさんだ 鬼クソ恥ずかしいからやめてほしいのに、続けてゆきも声援を送ってくれて苦笑いしながら手を振った ただ同学年同士ということもあって同じクラスの子たちはどちらを応援したら良いのかわからず微妙な面持ちをしている 「淳平くん頑張ってー!」 こめかみのあたりがピクっとしたのは、またしてもその声はあの先輩だからだ どんな顔してるか隣だからわからないものの、手を振り返す濱野くんにもイラッとした 勝てるもんなら勝ちたい そんな気持ちに変わった瞬間であった
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