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「クソが、いい気になってんじゃねえぞテメェ等!」 なおも抵抗するショーン。二人はショーンに目を向けた。 「だいたいあの野郎高い金払ったってのに全然大したことねぇじゃねぇか。Guardianに圧倒されたのかよ」 純平「当たり前だろ。戦闘のプロなんだから」 純平もまた得意気な笑みを浮かべた。それを見て敦子は失笑。 純平「なんだよ?」 敦子「フフッ、何でもない」 意味が分からず純平は怪訝な表情を浮かべていた。コンビを組んでいる二人は信頼関係で結ばれ、まるで姉弟のような間柄だ。 敦子「じゃあとっとと転送しようか」 敦子はデバイスを取りだし、いつものように転送しようとショーンに向けた。 その時!! ズウウウゥゥゥゥ……!! 純平「!!」 敦子「!!」 辺り一面を禍々しい闇のオーラが支配した。空気が重苦しく、とても居心地が悪いものだ。 敦子「この気配、まさか!」 敦子が何かを察した直後、純平は来た道を戻るように走り出した。 敦子「純平待って!」
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