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某所のビルの最上階。そこから街を眺める黒いロングコートを着た男性がいた。 フードを深く被っており、その素顔を見ることは出来ないが。 ??「しばらく自由にさせていたが、まずまずの成長といったところか」 眺めていたのは支部へと帰還していく純平と敦子の姿。腕組みしていたその人物はやがて手をほどくと懐中時計を取り出した。 ??「伸び代は充分ある。もう少し様子を見るとして、問題はもう一人の方だ」 男性は後ろを向いて歩き出す。すると黒い闇の靄が出現し、狭間の回廊が現れた。 ??「そうそうに退場願わなくてはな」 To be continued
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