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敦子が支部長に呼ばれている頃、純平は自室へと直行した。最近はフル勤で休むことなく任務をこなしてきた為、純平もヘトヘトだった様子。
暗証番号を入力し、部屋へと入る純平。そのままベットに倒れた。
純平「ふぃ~…ん?」
テーブルの上に見覚えのない指輪が置かれていたことに気付いた。起き上がり、純平はそれを手に取る。
純平「なんだこれ?」
ドックン!!
純平「!!」
その時、純平の中の何かが呼応するかのように動き出した。
ドックン!!ドックン!!ドックン!!ドックン!!ドックン!!
純平「な、なんだ…!?」
胸を押さえて膝を着く純平。その刹那、純平の頭の中に何かの記憶のようなものが鮮明に流れてきた。
荒廃した地には同じ服装をした男女が横たわり、その中心には女性を抱き抱えて絶望する男性の姿が。
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