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敦子「純平!ちょっと大丈夫!?」 純平「!!」 あれからどれだけの時間が経ったのだろうか、部屋に入っていた敦子が純平の肩を揺すった事で我に帰った。 純平「ここは…」 敦子「純平の部屋でしょ?。大丈夫?」 頭を軽く振り意識をハッキリさせた。起き上がる純平を敦子がゆっくりと立たせた。 純平「俺どうなってた?」 敦子「入ったら純平倒れてるんだもん。ビックリしたよ(笑)」 敦子の言った通り、先程の件を純平に言いに来た矢先、倒れた純平に駆け寄ったのだ。 純平「夢…だったのかな。なんかスゴいリアルだったんだよな」 敦子「どんな夢だったの?」 純平「荒野に人が沢山倒れててその真ん中に誰かがいたんだ。なんか良くない感じがむんむんだよ」 落胆する純平。そんな純平を見た敦子は笑みを浮かべ、頭を撫でた。 敦子「最近頑張ってたからね。きっと疲れてるんだよ」 純平「こども扱いすんなっての」 純平は敦子の手を払うとそっぽを向く。その様子に敦子は微笑を浮かべる。 敦子「純平、ちょっと付き合ってよ」 … …… ………
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