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純平が到着したのはとあるIT関係のビル。人々の波を掻き分けて到着した純平は上を見上げた。 純平「あそこだな!」 純平は高く飛び上がり、夜光柱や看板などの足場を利用して駆け上がっていく。 シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!! 駆け上がった純平は直ぐにビルの屋上へと到着した。周囲を見渡した純平だが、そこには何もいなかった。 純平「おかしい、確かにここのはずなのに」 屋上と言うだけあってそこには何もなく見渡せばネオンの夜景が辺りを支配していた。 その時だった。純平を取り囲むように3つの歪みが生まれ、そこから闇の魔物たるアンチが出現した。 純平「来たな」 純平はウィザードを手に取り臨戦態勢をとった。するとアンチも姿を変えて臨戦態勢をとる。 その姿は黒いローブに身を包み、素顔をこそ見えないが死神のような姿だ。 ──お迎えにあがりました 我らが主人よ── 純平「え?」 頭に流れたその言葉は純平に向けられたものだった。戸惑う純平をよそにアンチは純平に襲い掛かってきた。 純平「くっ!!」 ??「………」 その様子を別の場所から黒いロングコートを着たアンチが眺めていたのをこの時の純平はまだ分からなかった。
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