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間一髪のところで脱出した敦子達。すでに駆け付けていた救助隊の応援があり、運んだ怪我人を託すことができた。 敦子「いったい何が…?」 爆発の原因、その事の発端を伺った。 「それが分からないんだ。この工場では発火性のある物質や素材は使っていないはずなのに…」 敦子「時限爆弾の痕跡もないようだし、新手のテロ………ん?」 人混みの中でこちらを見る視線を感じた。帽子を深く被り素顔は見えないが、敦子がこちらを見たと判断したその時、逃げるように走り出した。 敦子「!!。待て!」 敦子は野次馬を退かして逃走者を追跡した。しかし逃走者は敦子が自分を見逃さないように逃げるスピードを調整している様子だった。 敦子(なんだ…。私を試してるのか?) そんな事を思っていた矢先、逃走者は高く飛び上がった。 敦子「!!。まさかウォーリア!?」 超人的な身体能力、それは戦闘種族ウォーリアの証。同時に敦子と同等種族だと言うことが証明された。 敦子も飛び上がっり追跡を続行した。ビルの並みを越えていき、敦子はエンジェルを手に持つ。 ウォーリアである以上、素人の犯罪者とは訳が違うのだ。
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