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??「北水と言うヒューマンは死んだ。私と言うアンチを残してな」 アンチは両手を広げてそう告げる。確かに目の前のアンチからは北水の気配すらなくなっていた。 敦子「精神さえも乗っ取ったのか…!?」 ??「つまり、そう言うことだよ」 ブゥオン!! 敦子「!!」 ドカッ!! 敦子「ぐはっ!」 目の前の鎧のアンチが残像となって姿が消えたかと思ったその時、突然目の前に姿を現した。 その刹那、腹部を殴られ吹っ飛ばされた。 シュン!!シュン!!シュン!! 受け身をとり体勢を整える敦子。止まった直後、腹部に重い衝撃が襲い掛かった。 敦子「くっ……」 ??「戦闘種と言えどやはりその肉体は脆弱と見た。クックック」 苦痛を堪え、敦子はエンジェルを構える。すると両手を広げていた鎧のアンチは徐々に加速していった。 ヨロイ「私は87ページのアンチ!。名は鎧【ヨロイ】!」 ヨロイは飛び上がり、その剛腕を敦子に目掛けて放ってきた。
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