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二人はそれぞれビルに着地し、ヨロイの次の攻撃を待つ。旋回したヨロイが向かって行ったのは敦子のもとだ。
ヨロイ「死ねぇぇぇぇぇぇ!!」
襲い掛かるヨロイは鋭い牙を敦子に向けてきた。
純平「敦子!!」
敦子「大丈夫!」
充分に引き付けた敦子は空中に舞う。その刹那、ヨロイの羽根を1枚切り落とした。
ズシャッ!!
ヨロイ「ぐぁぁぁ!おのれ!!」
落とされた羽根は青い炎を発生させ、砂となった。敦子は追撃し銃弾を放った。
ドォン!!ドォン!!ドォン!!
しかし頑丈なヨロイのその身体には鉛は通さなかった。
敦子「弾かれた!?」
純平「だったらこれだ!」
純平はビルから飛び上がりヨロイに向かって行く。羽根をすでに失いながらも空中を舞うヨロイは純平に向かって行く。
ガシッ!!
純平「!!」
ウィザードを持つ右手を掴み、ヨロイは純平の腹部に手を翳した。
ドォオオオオオオン!!
次の瞬間、手に光弾を溜めて爆破させた。
純平「うわぁぁぁぁ!」
敦子「純平!!」
ビルに突っ込む純平はその場に倒れた。ゼロ距離からの攻撃は純平に大ダメージを与えたのだ。
そんな純平にヨロイは再び光弾を溜める。
敦子「まずい!」
敦子は純平の救援に向かうために純平のもとへ向かって跳ぶ。
ヨロイ「掛かったな」
しかしそれこそがヨロイの狙い。先程よりも大きな光弾を敦子に向かって放ったのだ。
ドガァァァァァァァァン!!
敦子「キャアアアアア!!」
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