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夜の荒野を一台の軍用トラックが走る。時刻は日付を跨ぐ頃に差し掛かり、辺りにはトラックのエンジン音が響き渡っていた。 純平「見えてきたか?」 斗真「ここの荒野を抜けた先にある。あと10分ぐらいか」 純平が話し掛けたのは【秋築 斗真】。招集されたチームのメンバー。ドイツ支部から派遣されたウォーリアだ。 純平「どうする?、突っ切るのか?」 優子「そんなことしないって。敦子の付き人草食系の顔なのにやることは大胆だね~」 そう言って笑う女性の名前は【東城 優子】。ロシア支部の派遣で敦子とは面識のある女性のようだ。 純平「付き人じゃねぇよ!」 敦子「純平、いいから座ってて」 助手席に座る敦子は苦笑いで注意した。その敦子は電子端末で区間街の電波をジャックし、現状把握に務めていた。 龍夜「純平、ここは運転手と姫に任せて休んでようぜ」 敦子「龍夜その呼び方はやめてって言ってるでしょ?」 男性の名前は【須藤 龍夜】。アメリカ支部からの派遣で、純平とは直ぐに意気投合したようだ。 ちなみにAce Queenのコードから、敦子の事は姫と呼んでいるようだ。
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