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敦子「純平、ミッションの更新は?」 すると今度は純平がデバイスを取り出して手慣れた手付きで操作していく。 純平「あるな…警戒係数オーバーがこの先のマンションの一室を拠点にしてるらしい」 敦子「マンションか~…素人相手だと無関係者を巻き込みそうだね」 純平「その前に叩く!」 純平は拳を握り気合い充分。それを見ると敦子は微笑を浮かべた。 純平と敦子はビルの波を駆けていく。目的のマンションの屋上に到着し、敦子は再びデバイスを開く。 敦子「名前はショーン 木村。密売から始まって人身売買、薬物売買、企業ハッキング、詐欺。警戒係数は67か」 純平「高いんだか低いんだか分かんないな。やってることはヤバいことなんだけど」 敦子「恐喝で家庭崩壊の件数が三件も出てる。これ以上野放しには出来ないよ」 純平「確かに。じゃあ行くか」 二人は扉を開いて目的の場所へと向かっていく。 純平「…なぁお前いつまで執行班やってるの?」 敦子「ん?」 階段を下る最中純平が聞いたのは今の役職の事。執行班と言うのは今の純平や敦子のように現場に出て捜査等をするものだ。 後述だが、敦子はもっと更に上の地位に進むことは出来るはずだ。しかし、敦子は依然と執行班に留まっているのだ。 純平「コード持ちなんだし、そろそろ階級あげたらどうだ?」 敦子「またその話?。いいのよ、私は現場に出てる方が」 純平「コード持ちで現場出てるヤツのがめずらしいからな」 敦子「ハイハイ」
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