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「やつらに常識は通用しない!。メガ粒子ビークル持ってこい!」 メガ粒子ビークル それは本来、砦や防壁等を破壊するようのキャノン砲が搭載されたマシーンで、旧文明に当たるところの戦車を現している。 龍夜「アイツが相手なら手加減いらないな。俺は敦子ほど上手くないからな」 龍夜は身の丈ほどの大鎌【デストロイ】を手に取り、メガ粒子ビークル に向かっていく。 龍夜「撃たせるかっての!」 スパン!! エネルギーを溜め込んでいたノズル部分を斬り落とす。滑らかに斬れたその切り口は見事なもの。デストロイの切れ味を物語っている。 佳祐「たかがノーマルごときが。ジャックしたからっていい気になるなよ」 佳祐が持つウェポンは一見マグナムだがマズル部分が刃となったダガーマグナムで【ジャッジメント】。得意のクイックドローで優子同様、肩や足を狙い撃つ。 「図に乗るなや…!」 その時、遠く離れた場所からスナイパーライフルで狙撃を試みる者がいた。狙いはどうやら優子のようだ。 「いくらウォーリアと言えど、この距離からは分かるまい!」 ドスッ!! 「!!」 その時、何かの衝撃がスナイパーライフルを通して感じられた。見るとマズル部分の調度真ん中に矢が刺さっている。 「なっ!?」 ドスッ!!ドスッ!!ドスッ!!ドスッ!!ドスッ!!ドスッ!!ドスッ!!ドスッ!!ドスッ!!ドスッ!!ドスッ!!ドスッ!! 「ひぃぃッ!」 その男を封じるように周囲に矢が刺さる。自分の存在が感ずかれているのと同時に下手に動けば殺られると思った。 由紀「ふぅ…」 矢を放ったのは由紀だ。弓のウェポン【ヴェント】で攻撃をしたのだ。 更に由紀は聴覚が優れており、音という音を探りわけどの距離に何があるのかを正確に察知することができるのだ。
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