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突然の天井の落盤は住人にとっては驚くのも無理はない。ましてそれが空き家だと知っていれば尚更の事だ。 「な、なんだ!?」 砂煙は徐々に晴れていきそこには見るのも嫌だろう国家機構の制服を着た青年が着地していた。 純平「ショーン 木村…だな?」 「なっ!?Guardian!」 ゆっくりと立ち上がった純平はウィザードを器用に手中で回して肩に乗っける。 ショーンは身支度を整えており、アタッシュケースを持っていた事から逃走を謀ろうとしていた。 純平「逃げる気か?。旧文明の遊びじゃ隠れたヤツが鬼に見付かったら捕まんなきゃいけないんだぜ?」 「はっ!んなこと知ったことか。おい先生、頼む!!」 するとショーンの背後からゴリラのビーストが姿を現す。高い金で雇われた用心棒のようだ。 「聞くところによれば戦闘指数だけならビーストはウォーリアを凌駕するらしいな」 純平「見たところそれなりのプロって感じか」 「Guardianが相手か。いずれこうなることは分かってはいたさ」 すると用心棒のビーストは上着を抜き出して筋肉をアピール。そして両手にメリケンを装着した。 純平「なるほど、格闘家なのね」 すると純平はウィザードを光に還してファイティングポーズをとる。 純平「来な、ショータイムだ」
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