忘れられない過去

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キーンコーンカーンコーン 授業の延長で少し遅くなっちゃった。 タッタッタッタッ なつめ「2人とも。遅くなってごめんね‥」 あれ、ベンチの所にもう2人いる? どうやらみんな私の声に気がついてないみたい。 建物のかげからあきとしゅんくんを見つめる。 あき「ちよ。私は、3人でお弁当が食べたいの。」 ちよ「いーじゃんうちらも一緒に入れてよ。ねー?まいか」 まいか「うんうん。ケチケチしなくても良いじゃん。しゅんはどう思う?」 あの2人は‥確か同じクラスのまいかとちよだっけ? あまりいい噂を聞かない。 しゅん「別にいいけど。」 あき「じゃあ、私はなつめと食べるからしゅんは2人と楽しみな。」 しゅん「あ、ああ。」 何か言い終えたあきがこちらに向かってくる。 物陰にかくれていた私を見つけると あき「なつめ!」 あきは驚いたようになつめの名前を呼んだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あき「もー!嫌になっちゃうよね。まいかとちよって確かなつめと同じクラスでしょ?」 なつめ「うん。その2人と何かあった?」 まいかとちよ。 気にくわない人がいるとその人を全力でつぶす。 まいかが好きだったあきら先輩に後輩のあおいちゃんって彼女ができたときは、嫉妬したまいかがあおいちゃんの変な噂を流して大変なことになってたっけ。 結局2人はそれ以降付き合いをやめたらしい。 あき「その2人がさ‥」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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