10人が本棚に入れています
本棚に追加
「でも、なんで私の両親と そういう お話をしているんですか?
もしかして…先生の家も…」
先生は ははっ と軽くわらうと
自分の頬を掻きながら
「そうだね、僕の家もお金持ちだったりするよ。でも君の家とは違って、兄弟が三人いるんだ。
兄と弟が」
(そうなんだ、だから先生は婿に…)
「先生は、先生はそれでいいの?」
純粋に、先生も自分の家を継ぎたいのではないのかな と思った
私の婿に来るのではなくて…
「いいんだ。俺は君といたい、
君と結婚がしたい」
「え 」
先生は俺の手を強く握り、真っ直ぐに目を見て言う
すごく嬉しくて、さっきまで止まっていた涙が またこぼれてきた
「で、でも、
先生は 俺の親のせいで、俺の結婚するんだよね。 」
私がそういうと 先生は 俺をぎゅっと抱きしめた
「先生?」
「違うよ」
さっきとは違う 怒ったような口調
「俺が君と結婚したいって言ったのは
最初のコメントを投稿しよう!