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「うぅ…先生急にスキンシップ多くなった!セクハラですよ!」
「令…でしょ? 陸は嫌?
こうされるの」
先生は首元にキスを落とす
「い、いや……じゃ、ないけど」
消え入りそうな声で言ったけど、先生はしっかりと聞いていて
ふふっ と笑う
余裕な感じがむかつくけど、嫌じゃないのは本当
(私も、恋をしたんだな)
そう思うと、思いを伝えずにはいられなくて
「先生…」
「…令」
「れ、令…」
「ん?」
私は先生の方に向き直って
うるさい心臓を抑えながら
大きく息を吸って 伝えたい事をぶつけた
「私も、先生…じゃなくて、令のことが! すっ、好きかもしれない!」
あまりにも恥ずかしくて、目をつぶりながら言ったその言葉は
しっかり先生に伝わっただろうか
目を開け、先生を見ると
とても優しそうな顔をしていた
「ありがとう。凄い嬉しい」
(良かった!伝わったんだ!)
「でーも」
先生は顔を近づけて私を睨む
「かもってなに?」
「あっ」
まだ会ったばかりだし、恋をしたことなくて、曖昧な感じになってしまった
(先生怒ったかな)
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