第1章

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「うぅ…先生急にスキンシップ多くなった!セクハラですよ!」 「令…でしょ? 陸は嫌? こうされるの」 先生は首元にキスを落とす 「い、いや……じゃ、ないけど」 消え入りそうな声で言ったけど、先生はしっかりと聞いていて ふふっ と笑う 余裕な感じがむかつくけど、嫌じゃないのは本当 (私も、恋をしたんだな) そう思うと、思いを伝えずにはいられなくて 「先生…」 「…令」 「れ、令…」 「ん?」 私は先生の方に向き直って うるさい心臓を抑えながら 大きく息を吸って 伝えたい事をぶつけた 「私も、先生…じゃなくて、令のことが! すっ、好きかもしれない!」 あまりにも恥ずかしくて、目をつぶりながら言ったその言葉は しっかり先生に伝わっただろうか 目を開け、先生を見ると とても優しそうな顔をしていた 「ありがとう。凄い嬉しい」 (良かった!伝わったんだ!) 「でーも」 先生は顔を近づけて私を睨む 「かもってなに?」 「あっ」 まだ会ったばかりだし、恋をしたことなくて、曖昧な感じになってしまった (先生怒ったかな)
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