第1章

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栞は当時の二人に同情を感じた。 「僕は一時期彼女に対して本気で怒っていました。でも、カイトはいつも笑って彼女の言うことを全部聞いていました」 サラベナ王位継承者とか、中佐の娘とか、日本人とかそんなことは気にしたことはなかった。 3人は友達だった。 そして14歳の夏に、ある出来事が起こった。
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