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「え?」
何??
俺は何もやっていない、、、よな?
「ほう。いいおもちゃだな」
残った男が俺を見下ろして言った。
低い声の赤髪の体格のいい男だ。
モ゙、モテそう、、、
「え?いや、俺じゃない、、、」
とは言ったけど赤髪の男はこちらの胸元を見ている。指輪だ、、、
ってことはこの指輪があの男をふっとばさせた?
・・・。
胸元にぶら下がっている指輪は何事もなかったかのようにそこにある。
「メダルとその指輪をどこで手に入れた?」
赤髪の男が聞く。
「ええっと、、、」
「クソが!!」
ふっとばされた男が奥で起き上がるのが見えた。
そしてこちらを睨んだかと思うとすごい勢いでこちらにズンズン歩いてきて、、、まずいな、殴られる??
男は相変わらず芋虫みたいに横たわっている俺の目の前に立つと足を振り上げる。
それを見た俺は体を反射的に丸めた。
「おい、やめろ。下手にこいつに触るな。同じ目に遭いたいのか?」
赤髪の男が怒っている男を制止する。
「ちょっと痛めつけていいっすか?」
「やめろと言ってるんだ。これ以上手間かけさせるな」
「・・・。」
男は諦めたようだった。
少しほっとして丸めていた体を緩める。
「おい、どこで手に入れた?それともそれが何かもわからず持ってんのか?」
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