3735人が本棚に入れています
本棚に追加
キスしながら俺の腰を両手で掴み上下に揺する先輩。内臓に突き上げられる。もうすっかり身体が覚えてしまった。出すよりもキツイ快感が何度も俺に襲いかかる。
「うぁっ! っは、ぁああああっっ! ……っぁ……はぁっ、うぅぅっっ」
勝手に達し、ブルブルと痙攣する俺。
その首根っこを掴み支え、片手で腰を掴み、余韻もおさまっていないのに先輩が突き上げる。チャプチャプと激しく水が飛び跳ねた。
「っはう……もぉ、ぁっ……ん、ぁあっ! グっ! う、はっぅぅ……せ、んぱ……っは、あつ……い」
突き上げられる衝撃、擦れる内部の摩擦と刺激、立ち込める熱気。内側から発する熱と外部の熱で頭が朦朧とする。
苦しくて、暑くて、キツくて。
俺は先輩の肩にグッと指を立てた。
「ハッ……おまえん中もあちーよ……ドロドロ……とけてる……サイコー」
「やっ、違っ! も……あつい……くらくらすぅ……」
「はは……大丈夫か?」
先輩の動きがピタリと止まった。
「ん、やっ、やめ……な……いで」
辛いと訴えておきながらも、俺の身体は求めてる。無様な自分を隠すように先輩の肩へおでこを埋めた。
「可愛いな……早坂。じゃ、自分で動いてみろ」
その信じられない言葉に、顔を勢いよく上げた。
確かに昨日の俺は自分で先輩へ跨り、自ら飲み込んで、動いた。
でも、今は状況が違う。
煌々と照明は当てられ、立ちこめる葡萄の濃い匂い。白いバスタブの中、血が溶けたようなお湯の中で声をあげ、熱に表情を浮かせながら、腰を振る自分を想像した。
どんだけ野蛮でカルトなんだよ……!
「ふふ……そんな顔もエロいな……」
先輩は気にも止めずに、両手で俺の腰を引き寄せ、また揺すりだす。チャポチャポと水が跳ねる。
その刺激と音に脳がまた蝕まれていく。
俺は眉を寄せ、きっとすごく情けない顔を晒してるんだろう。
最初のコメントを投稿しよう!