2話 覚悟

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ツバサは咲良を病室に連れ戻した。 (ツバサ)ネズミはああ言ったが、お前はまだけが人で完治するまではさっきの話も無しだ。 (咲良)一つ聞いていいか? (ツバサ)何だ? (咲良)お前のことをネズミさんは神と言っていた。それはどういう意味だ? (ツバサ)俺もお前らと同じヤンキーだ。勝ち続けたがゆえにそう呼ばれてるだけさ。 (咲良)それしきのことで神と恐れられるのか? (ツバサ)さあな。とりあえず傷が癒えるまできちんと休んどけ。 そういうとツバサは病室を後にした。ツバサが廊下に出ると白衣をきた美少女がいた七瀬(ミラクル)だ。 (七瀬)二人の銃弾の破片採り終えた。 (ツバサ)お前は、相変わらず表情一つ変えねえな。 (七瀬)ごめん (ツバサ)謝るなよ。俺のパートナーだろ。 彼は七瀬の頭をポンポンと叩いてその場を去ろうとした。 (七瀬)彼女はまだ意識戻ってないよ。 (ツバサ)ふっ、お前は俺の先の動きも見通せるんだな。 そういうとツバサはその場を去った。七瀬はツバサと入れ替わるように咲良の病室に入った。 (七瀬)傷口の調子はどう? (咲良)お前はミラクル? (七瀬)その呼び名聞いたんだ。 (咲良)お前、どう見ても私と同じくらいにしか見えないんだが (七瀬)それはそうだよ。私、高3だもんツバサと同じ。 (咲良)高3が医者の仕事はしないだろ。 (七瀬)私は特別、てかここ私の父の病院だし。 (咲良)あっそう (七瀬)君のお友達二人、さっき手術終わったよ。 (咲良)カミソリとゾンビは? (七瀬)大丈夫よ。私こうみえて手術の指示間違ったことないから。 (咲良)やっぱりお前変だわ。 (七瀬)よく言われる。 七瀬は、咲良のカルテとレントゲンを見せた。 (七瀬)これ今のあなたの肩の傷と胸の傷のレントゲン。銃弾は取り出したけどこの二カ所は損傷がひどかったから完治には時間がかかる。それに肩の筋繊維が切れてるから傷口が閉じたら肩の筋肉の再建手術をするから。
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