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(咲良)なぜだ? なぜお前たちは私たちを助けた?
(七瀬)私は知らない。 ツバサに協力しただけだから
(咲良)こんなことしてる場合じゃないんだ。私はマジ女のトップに立ち続けないとならないんだ。
咲良は、拳を自分の脚に叩きつけた。
(七瀬)死んだら終わりだよ。 今はとにかく耐えるべきだよ。
そういうと七瀬は病室を去っていった。一方のツバサはある人間の病室にいた。
(ツバサ)あんたの後輩は、なかなか頼もしい奴だよ。みなみ姐さん。
病室にいるのは、あのやくざとの抗争で死んだとされた高橋みなみが呼吸器を付けた状態でいる。もちろん意識はない。
(ツバサ)姐さんが無茶をした理由が何となく分かった気がするよ。
みなみはかろうじて生きている。しかし、昏睡状態を極めていた。
(七瀬)やっぱりここにいたんだ。
(ツバサ)姐さんは助からないのか?
(七瀬)最善は尽くした。 あとは彼女の気力次第よ。
(ツバサ)そっか。 俺はひとまず学校に戻るわ。
(七瀬)珍しいね。 アンタが自分から行動を起こすなんて
(ツバサ)戦いは始まってるんだよ。
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