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「あの…もしかして君がミルディ=ローン君?」
街の入口?で二人してどうしたものか…と考えてると近くにいた青年が話しかけてくる。
「え?あ、そうだけど…あなたは?」
「やっぱり!君の連れの人が報告にあった印象と同じだったからね」
少年が頷くと青年は声を弾ませて俺を見た。
…まあ東方の顔立ちなんてここら辺にはそうそう居ないから結構分かり易いかもな。
「あ、紹介が遅れたね…僕はレッドギルド所属のレナード・ラジーニって言うんだ、よろしく」
コミュ力高そうな青年は自己紹介して少年に握手を求める。
「あ…ミルディ=ローンです、よろしくお願いします」
「…ナナシだ」
「じゃ、早速だけどウチのギルドに案内させてもらうね」
色々と説明しないといけない事もあるし…と言って青年は歩き始めた。
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