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「え、なんで?」
突然の提案になぜか困惑する少年。
…会ったばかりでパーティになって日が浅いのになんでそんな風に俺と仲良くなった気になれるのか…
逆に不思議やわ。
「…街を回って色々と情報収集してみたくてな」
「…ああ、そういう事…うん、確かにナナシさんなら色々と情報を集められるかも」
少年は理由が分かってホッとしたのか俺の提案に賛成した。
「…明日の朝、またココに来る」
「あ、はい、お待ちしてます」
離れ際にそう言うと何故か青年の方が反応する。
さて…調停者にでも電話しますかね。
どうせ調停の使者がこの国に何名か紛れて情報収集してるだろうし。
街を回って話を聞くよりソイツから聞いた方が手っ取り早いだろ。
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