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早速歩きながら小型無線機を手に着信履歴から調停者に電話をかけた。
「余だ」
「もしもーし、あたしゃだけどぉー?」
声を変えてあるので俺しか言わないような言葉での挨拶をする。
「…遠の字か?どうした」
「ちょいと事態が進展したから報告しようと思って、あとついでに情報が欲しくて」
「うむ、先に報告を」
「うい、ちょっと待って…」
俺は早足で街の端っこに移動して人が少なくなるのを確認して報告を始めた。
少年との出会い
魔術の練習
破壊者とかいう痛いお兄さんとの初対面
少年のパーティメンバーへの参入
他の結社メンバーとの遭遇
痛いお兄さんとの微妙な戦い
その後に現れた別の結社メンバー
隣の地方の街のギルドの手伝い
結社が絡む話題は街から離れて、今までの出来事を事細かに報告する。
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