第1章

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そう言うと紅葉の顔はパァァァって言う効果音が付くんじゃないかってくらい明るくなった 「やったぁー!!さすが真守!私の大親友!!」 紅葉はテンションが上がり、俺に抱きついてくる 「はいはい。ったく、好きな人ができたら俺に協力求めんのそろそろ止めろよな」 「えー何でよー!私と真守の仲じゃん!ねっ!」 ウィンクをして同意を求めてくる紅葉に「可愛いな」と思う俺はもう重症だな これから季節は冬、春、夏、そしてまた秋と巡って行く 時間は流れて行く でも、俺の季節も時間も止まったままだ ___何年も前に紅葉に恋をした、あの、紅葉が赤くなる季節のまま
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