妄想教師の憂鬱 #2

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  しかし顧問か……。 どんな先生なら、このおっぱい部に入ってくれるだろう……。 きっと、おっぱい部に入るというのだから、巨乳に違いない。 その大きなおっぱいで、まだ若く未熟な俺達を引っ張ってくれるのだ。 先生…… *** 『陽介君! 早く放送室から出てきなさい!』 『うるせえ! 俺は腐ったミカンなんだよ!』 『陽介君のバカ! おっぱいビンタ!』 『OH!』 『あなたは腐ったミカンじゃないわ! 立派な……立派なおっぱリストじゃない!』 『先生……』 『目を覚まして! おっぱいナパーム!』 『AH!』 『ビッグおっぱいアタック!』 『DYNAMIC!』 『おっぱい百裂拳!』 『HIDEBU!』 『陽介君! わかった?』 『先生、俺、目が覚めました!』 『陽介君!』 『先生!』 *** 「顧問バンザーイ!」 「うわあ!」 俺は喜び勇んで、後ずさる夕姫の手をとって叫んだ。 「やっぱ顧問だよな、顧問! これぞ部活! 青春だああ!」 「えっ? あ、そ、そうだね」 「よし、そうと決まれば顧問探しだ! いざおっぱい百裂拳!」 「お、おっぱい百裂拳?」 俺はそのまま夕姫の手を引いて、部室を飛び出した。   *** 「……夕姫しゃん。美術部忙しいなら、戻ってもいいですよ?」 おっぱい部総出で部室を出れば、風華がなにやら夕姫を気遣っていた。 「ああ、そうしたい所なんですけどねえ……。白井君に任せておくと、どんな人が顧問になるか分かりませんから」 サラリと答える夕姫を、風華が不機嫌そうに見つめる。 そして流れる微妙な空気。 なんだなんだ。うちの女性陣は仲が悪いな。 これは何とかしなきゃならないぞ。 「陽介、ここはおっぱい相撲で女子二人の仲を深めるというのは……」 「それは良いな!」 「誰がやるかああああ!」 龍崎の見事な提案を、夕姫が拳で却下する。 まあ仕方ない。これからゆっくりと近づいて行くしかないだろう。 おっぱいの名の下に集った絆は決して切れることは無いのだ。 ……てか、細井と太田忘れてきた。  
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