第1章

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僕が必死にそう言っていると、いつものように向こうから、さくりさくりと紅葉を踏み音が響き始める。 ご主人様と同い年くらいの制服を着た男が、のんびりした様子でこっちへ歩いてくれば、ぼくは思わず低く唸る。 「ウウウ…。」 また先を越されてしまった。 A「急にしょんぼりしてどうしたの。豆太郎。」 ご主人様が心配したようにぼくの頭を撫でる。
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