5#大きな赤い犬を探して

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 「あ、お前は生意気な赤犬と一緒にいたビーグルだろ?」  そこに話しかけてきたのは、身体を薄汚れた雑種の野良犬だった。  「あいつを『生意気な赤犬』ってなんだよ!ううううーーーー!!」  キィオは食って掛かった。  「あいつ、保健所に連れていかれたぜ。何だ?何時もあの『生意気な赤犬』と居たくせにそんなことも知らないのかよ?!」  「・・・・・・!!」  
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