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「わーい!やったぁー!!」
満面の笑みではしゃぎまくる咲夜は、まるで…いや……犬としか言いようが無かった。
「んじゃ……着替えるわ。」
「はいっ!」
そう言うと俺は、クローゼットから私服を取り出し、着替えようとするも、座り込みこちらをニコニコと見つめている彼女が、気になって着替えにくい。
「あの……咲夜さん?」
「はい?」
「着替えたいんだけど……。」
「あっ!私の事はお構いなくー。」
「お構いしますー。
だから!ハウス!!」
思わず犬扱いしてしまった。
彼女も驚いたのか、ビクッとしたかと思うと、緊張感した様な足取りで自室へかえって言った。
「…………
ほ……本当にジローじゃないよな……」
何度も二郎じゃないかと思うも、あまりにも現実離れした話である為、確信出来そうな事例も、確信までいけなかった。
〝生まれ変わりなんて……本当にあるのだろうか……。
いやいやいや……ありえない!
生まれ変わりなんて、非現実的だ。〟
と、首を振る。
〝それに、もし生まれ変わりがあるとして、ジローだったとしても、今は藤次咲夜だ。
ちゃんと、向き合ってあげないとな……〟
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