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〝やはり、勝手な妄想にすぎないな!
そうだよな!咲夜は普通の女の子!
ジローの生まれ変わりでも、犬でもない。
あー、すっきりしたぁ。
まぁ、犬っぽい性格な女の子なんだよ。〟
俺は、うーんと背伸びをし、階段を降りる。
降りた先で、母さんがお玉片手に待ち構えていた。
「?
母さん。行ってくる。」
「行ってくる…じゃないわよ!
あんた!外で咲夜ちゃんを、何分待たせてんの!!」
「!?
まぢか!!?」
俺は、即走り出し、靴を履きながら外に出る。
「悪い!咲夜!!
待たせ……ひっ?!」
玄関を飛び出した先の光景に絶句した。
「…………。」
咲夜は、元ジローの小屋だったハウスに真顔でinしていた。
「あの……咲夜……さん?」
まるでジローになっちゃった様な気がして、恐る恐る近づいてみる。
「あっ。先輩!
私の見立て通り、良い犬小屋ですよー!」
「いや……だからって、何故犬小屋にin
なされてる?」
「前に言いましたよね?
犬小屋好きだって!」
「言ってたけど、それと今犬小屋に入ってる事は関係ないよね?」
「だって……
先輩おそいんだもん。
ちょっと驚かせてやろうと思ったんだもん。」
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