あいつは幼馴染み

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B:『もうすぐ卒業…か』 紅葉する木々を見てはしゃぎ回る幼馴染みを横目に俺はふと考え始める B:『こいつともいつまで一緒にいられるかわかんねーよな…』 小学生の頃、引っ越してきたばかりの俺に最初に話しかけてきたのがAだった、それから高校生までずっと一緒に行動してきたAに俺は、今までとは違う感情があるのを感じていた A:「紅葉って本当に綺麗だよね!」 B:「え?あぁ」 A:「どーしたの?考え事?」 B:「いや、別に」 A:「嘘でしょ」 B:「ほんとだよ」 A:「絶対嘘だもん、何年一緒にいると思ってるの?」 お前のこと考えてた。なんて言えるわけ…でも A:「ねぇ、ほんとに何考えてたの?何かあったら言ってよ。大事な幼馴染みなんだから」 B:「それじゃダメなんだよ…」 A:「え?」 B:「だから…幼馴染みじゃ不満って言ってんの」 A:「それってどういう…」 B:「お前が好きだって言ってんの」
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