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「ん?そうだぞ?
というか、俺今から魔王の場所行くけどお前どうする?
暇なら来る?」
コンビニ行こうぜ!なノリで誘ってみた
これでもコミュ障な俺の精一杯
「どうせ、暇だしな。お前名は何という」
フェンリルは立ち上がって俺に聞いてきた
「俺は、神崎 千。あ、千が名前だからな」
「ほう、千手を出せ」
そう言われ手を出すとポンとフェンリルの手が置かれ光ったかと思うと手の甲に変なマークが出来てた
「んー、何だこれ?まぁいいか!行くぞ!」
俺は、某猫型ロボットのドアを出して扉を開けてフェンリルを投げて俺も入った
開いた先は引きこもりらしい魔王の部屋
転移しようかと思ったけど、またあの吐き気に襲われるのが嫌だからやめた
俺が投げたフェンリルの下にピクピクと動く手が見えた
それを見なかったことにして
「あれ?魔王いねぇじゃん
引きこもりしてるって言ったから一緒に遊ぼうと思ったのに」
「いやいやいや、お前が投げた狼の下だから!」
「フェンリルー!あ、なんか長いな
文字をとってフェンだな、うん」
俺が1人でうんうんと納得してるとノソノソと此方へ歩いてきたかと思うと俺の背後に寝転がり欠伸をして寝た
そういえば、眠り妨げたの俺だっけ?
フェンにもたれながらフェンに潰された奴を見ると
産まれたての小鹿の様にプルプルしていた
「その容姿は、お前最近転生した奴だろ」
腕を組んで威張って言われたけど未だにプルプルしてるから格好ついてないよね、うん
「あー、何で知ってんだ?」
「サタンさんが笑いながら言いに来たから」
「あーサタン君ね、納得。それでお前はいつも何してんの?」
スウェット姿で青い髪をチョンマゲした魔王さん
魔王感一切ないです
「あ?いつもはゲームしたり部下を追い回して遊んだりだな!
後、勇者弄ぶ」
「ふぅうううううううううん
なぁなぁ、ちょっと部屋の隅借りていい?」
俺はふと思いついた物を試そうと魔王に尋ねた
「壊すなよ?」
それは部屋をとかじゃなく周りのフィギュアの事だろう
顔が必死すぎて壊したくなるんだけども…
本当は格好よく、指ぱっちんして魔法使いたいけど残念な事に俺は出来ません。カスっとなるんだよね、あんな音鳴らないもん
「出てこいやーー!」
俺の言葉で魔法陣が現れる
寝ていたフェンも起きて魔王と一緒に興味津々で此方を見てくる
そんな見つめられると何か恥ずかしいんだけどぉおおおおおお!!
注目されるのとか慣れてないんだって!
俺は魔法陣の上に立ち指にナイフを突き刺したけどナイフが折れた
「うぇ!?折れた!?」
俺の驚きを遮り
「おまっwwwww最強の身体にそんじょそこらのナイフが勝てる訳ねぇだろwwwwwww」
魔王爆笑、俺殺意芽生える。
だから、ナイフを魔王の上に落としまくったのは悪くないと思うんだっ!
ナイフがダメなら自分で噛みちぎればいいじゃんっ!
俺は指に噛みつき皮膚を食いちぎった
………あんま痛くねぇし、もう治ってきてるわ
そんな事を思っていると、魔法陣にぼたぼた血が落ちる
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