始まりのとき

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レベル  00 俺.......弱くない?? 「レベル0ってあるの?」 サラがルシアスに聴くほど珍しいのかな?? 「い.......いや.......0は始めて.......普通は1スタートだから」 「だよね........」 ルシアスとサラの驚くのを見ていると、俺の弱さがわかる。 武器もないレベルもない。 農民ですね........ 「俺すぐ死にますよね?死んだらどうなるんですか?」 「あ.......あっあぁぁ死んだらそれで終わりだ。脚を切断とか手を切断とかは治癒で治るが死んだら生き返れない」 俺の質問で我に帰ったルシアス。 切断は戻るのか....... でも俺はすぐに死ぬよな....... 「ま.......まぁ気を取り戻して先を進もうか」 サラが落ち込んでる俺を見て明るい声を出して歩き始めた。 迷惑をかけてすいません....... 森に入り歩き続けると....... 「何かくる!」 ルシアスが攻撃体制に入る。 ルシアスが睨んでいる先には木を倒しながら走ってくるサイのような象のような生き物がいた。 「また厄介な」 サラも攻撃体制に入った。 その時、二人が目の前から消えた。 俺がサイみたいな象の魔物を見ると二人は既に攻撃をしていた。 皮膚が硬いのか剣がきいていないように見える。 そう思っていたら魔物の脚が切断された。 「あら?硬いんぢゃないの??」 俺はついつい声を出してしまう。 気がつけば、魔物は黒い光の粒となって消えていった。 この二人.......強くない?? 二人が剣を戻して帰ってきた。 「お疲れ様です」 俺は言葉をかけることしかできない。 「あぁぁ厄介厄介」 サラは肩を回しながら言うが厄介な敵には見えなかった。 「あのぉぉさっきのは.......」 「んっ??あぁぁあれは サイゾウ っていって皮膚が硬くて厄介なモンスターだ!」 俺が言う前に答えてくれたルシアス。 だか.......魔物ぢゃなくモンスターと言った。 だから聞いてしまったんだ。 「モンスター??魔物ぢゃないんですか?」 「モンスターだよ、魔物は魔法も使うから簡単ぢゃない」 ルシアスの答えは俺をどん底に落とす。 レベル0の俺がモンスターに勝てるわけないのに魔物はその上....... 俺なんでこの世界にいるんだろう.......
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